端材棚

ほとんどゴミと思われるかもしれませんが、なかなか捨てられません。ちょっとした治具を作るときなどに、役立つかも? しれないからです。工房は狭いので奥の材を出すのも面倒な状態です。ゴミ棚(端材棚)を作ることにしました。もちろん端材で、と言うわけにもいかず、2×4材を少し買いました。引き出しも付けてみました、スライドレールが難しかった。棚板は将来使うかもしれない端材なので、止めてない。どうですこの収容能力。キャスター付きなので簡単に移動、後ろの材を出すのも楽です。もっと早く作ればよかった。在庫が増えたら、もう少し上に重ねられます。

机の上のラック

材料、4.2mの赤松集成材30mm厚3枚と20mm1枚。ペンキで仕上げるのでこれで十分。精度とバリが少し心配だったが、すべて、ホームセンターでカットしてもらった。同じ寸法に切るのは結構難しい。バリもまあまあ(赤松では少し出るが仕方ない)、ホームセンターのパネルソー、十分使えると思う。少し余分も勘案して、縦切り(2mくらいまでOK)を入れれば回数も若干減らせる。手持ちの材も使いながらL字のラック、机の上に3段、天井までの棚を作る。収納能力は飛躍的に向上する。

たいした作業ではないものの、テーブルにすべての材が乗ってるのでやりにくいことこの上ない。作業場が狭いので、材を置く場所がないのだ。少しずつ作り塗装までやっていく。仮組みできないのでピースごとの目違いを修正できないが、自分用なのでかまわない。すべてのピースを合わせるのは完成後だ。

ラック1段目は5ピース、2段目は2ピースで製作、合計7ピースとなる。まずは2段目までを作る。まず1段目のコーナーが完成した。iMacの高さを考慮して、有効高さを530mmに設定。巾がそれぞれ700mmとなる。板を接合(ダボ)後、足は4本ビスケットで止めた。ペーパーを掛けた後、塗装はウッドシーラーを塗って吸い込みを止め、軽くペーパー#400。上塗りは以前、ペンキ屋さんに頼んでいた、いわゆる事務机に近い色。水性塗料半ツヤ、乾いた感じがいい。ハケ跡もムラも目立たない。天板だけ2度塗り。

右側の天板を支えるラックが完成した。自由に左右に動かせるよう、天板とは接合しない。左右の板(30mm) に20mmの棚板をビス止め。フォースナービットで10mmの穴を10mm掘り、ビスで止めた。穴はダボ埋め。棚のサイズ(高さ)はA4で統一。ラック左サイド(コの字型)と、右サイドの天板完成。左サイドの足はビスケットで接合、右サイドの天板は置くだけ。両方ともコーナーにダボで接合。解体を考えて、接着剤は無し。一応ここまでで1段目完成、塗装などは同じ。

少し重厚すぎたかも。2段目はコの字型のピースを2個、1段目に重ねる。足はビスケットで接合。端から少し中に入るいちばん左側奥の足は、ダボとした。片方失敗した、裏返して墨付けしていたので、分かっていたのだが反対になっていた。余分な穴はダボ埋めと、ビスケットの穴はパテで埋めた。のぞき込まないと分からないものの、よくこんな失敗する。他にもよく材を落とす、勘違いで墨付け、逆目掘れ、数字を丸めガタになる等々まだまだある、材の不調、塗装の失敗。リスクのオンパレードだ。

不満は残るが、そのほか3個ほど小さい棚を追加し、3段目の棚も完成した。PX-603Fのスキャナーを使う場合は、引き出して使う。

テレビラックの棚

テレビラックの後ろに設置する棚。2950×150mmと薄いが収容能力はかなりある。以前作ってあったのを分解し、再び削って塗装をし直した。材はラワン、棚板はたぶん杉、中の棚は集成材。ペンキは混色、かなり前に作ってあったものを使った。壁にLアングルでとめた。
これから作る予定のテレビラックも同色になる。

テーブル

現在ある食卓900×1800mmに継ぎ足す900×900×H700mmのテーブルを頼まれたので製作に入る。何人分のテーブルになるのか、「最後の晩餐」くらいになるのでは。きっと大人数が集まるんでしょうね。テーブルクロスをかけるので安い材でよい、ということなので赤松の集成材を使うことにした。脚も赤松の集成材90mm角を使用する。柔らかいのでちょっと心配。脚に幕板(栂)を付けて天板を載せるシンプルな構造。幕板の厚さがとれなかったのでオープン・ホゾ組とした。コーナーに補強を入れるので大丈夫だろう。天板はあらかじめホームセンターで半分の2mでカットしてもらう。ビスケットで接いで900×900mmを確保しておく。組んでから寸法に切る。幕板の裏から天板をビス止めして、反り止めを兼ねる構造にした。
塗装は脚がオイルステン(ウォールナット)、天板は柿渋にワトコオイルナチュラル。脚に使ったオイルステン、2度塗りで無くなったので、買いに出かけた。ホームセンターに同じメーカーのものがない。仕方なく買ったオイルステン(ウォールナット)。塗ってみたら見事に黒だった。これだったら1回でも良かったかも。乾いてから目立たないところに、ワトコオイル(ウォールナット)を重ね塗りしたところ下地のオイルステンが溶け出してしまい、断念した。メーカーによってかように違う。塗装ではテストが必要。
材料の写真左側に映っている木っ端は、積み木になりそうなものを選んでる。木っ端を作るのは大変な作業になるので、木っ端のほとんどはストックしておく。

押入の棚

 母親から押入の棚を頼まれた。半間に1段の棚。これでどれほどの収納アップになるか分からないが、頼まれたからには考えてみる。どうせ日の当たらない押入の中、ストックの材で、ホゾの練習台に取り組んでみることにした。使うのは杉の角材と集成材、ホコリだらけなのでまず大まかな寸法に切り出して、自動鉋に掛ける。棚板はカラーコンパネ。
 まず部材を寸法に切る。コンパネが入る溝をテーブルソーで切り欠き、ホゾとホゾ穴を加工。ホゾ穴を先に掘り、入るホゾは現物合わせ。組み合う場所にアルファベットを書き込んでおく。少ない部材だが、きちんと印を付けておかないと間違う。垂木が細く、同じ場所にホゾ穴を掘るのでホゾが干渉する。お互いを適当に切り欠いた。仮り組みしてみたが結構強度はある。
 ここで大発見、このまま組んだら作業場から出せないし、実家の押入にも入らないかも。仕方なく組める部材だけを組み、後は現地組み立てとする。カラーコンパネはワクを仮り組みしてから現物合わせで切った。組んだ後、脚を押入にビス止めする。

踏み台2

 またまた踏み台。足が不自由になった父親のため、玄関に踏み台を作ることになった。前回と同じ工法。玄関は巾が1640mmと長い。楢(ナラ)の1800×180×30mm2枚と1800×120×23mmを注文する。楢はすこぶる重い。ラフ材のため、まず大まかなサイズを切り出して自動鉋に掛ける。板接ぎした後に長さ巾とも目的のサイズにする。巾は成り行きで350mmほどの予定。素人の道具ではしんどいサイズになる。一枚物を使いたかったが自動にかからない、手鉋は無理。後知恵ながら一枚物を半裁、削った後、接いだ方が木目がそろった。

1.板の長さを1640mmで切断
2.巾をそろえる。1枚約175mm前後を確保
3.自動鉋にかけ厚さをそろえた
4.板接ぎのため木端を手押しに掛けたいのだが、これが大変。材が重く長いためカネが出ない
5.急遽、直角手鉋に改造(板をクランプで挟むだけ)で何とかこぎ着ける
6.板接ぎ
7.裏にミゾキリ(21mmのカッター)で25mmの溝を掘った後、フェンスを立てトーリマーで蟻溝にする。脚(タモ集成材にもルーターテーブルで現物合わせしながら蟻ホゾを入れる)を入れる。脚の方の蟻が長かったのか少し浮いてしまったが動くことはなかった
8.脚を入れた後、天板を手鉋で削る、目違いもほとんど無かった
9.前板をダボと接着剤で止めた。あらかじめ鉋とペーパーを掛けておく、後からではやりにくい
10.塗装はWATOCO オイル(ナチュラル)をたっぷり塗り、30分後余分なオイルをウエスで拭き取る。24時間後もう一度今度は少量のオイルを塗り30分後拭き取った。BRIWAXを掛けるつもりだったが、滑ってはと思い中止

 板はネット購入のため、木目も色もそろわないが仕方ない。途中に節などあり良さそうな方を表に使った。このため板接ぎは木表同士。鉋も腕も悪いので逆目で掘れているところが何カ所か出てしまった。木端の水平は長い物指しが無いので丸ノコクランプを乗せてすき間を見た。脚の蟻も同じ深さのトリマーで切りたかったのだが、溝の巾を大きくしすぎたので使えなかった。このため深さをそろえることが出来なかった。若干すき間は出来たが十分止まっている。ダボ位置を決める道具(押しピンみたいなやつ)は各種サイズがある。ダボは10mm×30mmを使用した。ダボの入る片方の穴を掘り、ピンを入れてもう一方の板を乗せて軽く叩きマークする。当然のことながら穴と同径のピンを使う。初めてだったが、4本とも位置は合った。

作業台

 倉庫を改造するに当たってまず初めに作ったのが作業台(1815×1100mm)。台がないことには作業が出来ない。2×4材と90mm角で足を組み天板は2×6、全てビス留め。一部天板が無いのは丸ノコや手押しカンナ使用のための溝。抽斗は両サイドに2個。足にキャスターを付けている。棚1段目は物置、自動カンナの受け台を兼ねる。2段目はコンパネを鉄のアングルで受ける。テーブルソーの受け台にもなっている。台の穴は鉋やビスケットジョインターを使う時のストッパーを入れる。端にバイスを取り付けている。サイドにノブを回すタイプの自作バイス、締め付け能力もまずまず。額を固定、カンザシの溝を掘ることも出来る。
 がたがたの作業台ながらなかなか作り直せない。傷ついても汚れても気にならないところは○。天板のたわみが気になっていて、そろそろしゃきっとした作業台にしたいのだが、構想が固まらない。いろんなページで作業台を見ている。どれもすばらしく、きちっとした作品だ。

フラッシュロッカー

 かさばるスノボーのウエアや、普段着ない背広などを収納するロッカーを作った。フラッシュ(太鼓張り)で作る。材は安物の杉垂木とベニヤ。出来るだけベ ニヤが無駄にならないような寸法を出す。天地を1200mmにすれば、まだ材を節約できる。塗料は見えるとこだけグレーのペンキ、把手は中古。枠を作りベ ニヤを張る。正確に作らなければ、組み立てたときにゆがんでしまう。組み立てはビス止め。ドアに張る材にいいものがあればもう少し高級感を出せるだろう。 無垢でないのですこぶる軽い。

テーブル脚

 友人に頼まれテーブル脚を作ることになった。既存のテーブルの天板を外し、日本間用 に低く使いたいと言うことだった。「テーブルを傷つけないこと」と注文が入る。テーブルは裏に反り留めの桟があり脚部にとれる面積は多くない。スペースを測ってイメージ図を作り、取りかかる。ストックのスギの角材(90×90×900mm)を使う。ホームセンターで無フシを見つけて買っておいたものだ。幕板にはいつもの米栂を挽き割る。
 ピースは少ないが幕板の高さまで蟻溝を掘って合わせなくてはならない。蟻はルーターテーブルと手持ちのトリマーで掘った。ビスを使ったのは補強板取り付け部分。蟻には接着剤を併用した。天板の金具部分が当たるので、脚に切り欠きを入れている。組む時に角度(90度)の保持に気をつける。写真のガムケースは、木工ボンドを入れている。接着剤は筆で塗る。油絵用の豚毛がいい。塗装はオイルステンの後、ウレタンニス。 色見本を作った。
 強度があるので、ほとんどのテーブルはこの作りでたいてい大丈夫だろう。天板を付ける場合は、動く方向(木目に対して直角方向)に駒留め(幕板に少し余裕のある溝を掘って、天板に駒をビスで止めする)にすれはいい。サイズをPDFにしておいた。DownLoadからどうぞ。

ロッドラック

 釣り竿はかさばる上に収納がやっかいだ。立てかけておくと邪魔になる。市販のロッドラックは3、4千円なのだが幅が広くさらに邪魔になる。持っている竿 はわずかなので、邪魔にならないスリムなものを作ることにした。1×材は節が多く、面取りを取るのが面倒。材料はパイン集成材。三枚に下ろし、幅を8cm くらいにする。パイン集成材は切ると反る。スリットを3カ所入れて組むことにした。3点支持で竿を立てるアイデアは市販のものを参考。上下をきつめにアリ に組めば、接着剤もビスもいらない。フェンスをセットしトリマーで掘る。墨入れは慎重に行う。穴は上が28mmドリル、下は35mmのホールソーで貫通さ せ る。上の穴は卓上丸鋸で切り込みを入れU字形にする。実際に竿を立ててみたら穴の間隔が狭く、リールをつけたままだと3本しか入らない。設計ミス。塗装は グレイのペンキ。PDFにしておいた。

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